ANA

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ANA(全日本空輸)は、日本を代表する航空会社であり、「あんしん、あったか、あかるく元気!」をモットーに、世界中で高い評価を得ています。国内外の主要都市を結ぶ幅広い路線網を展開し、快適で便利な旅を提供しているほか、飛行機のみならず、空港ラウンジや機内食といった細部にまで心を配り、心地よい空の旅を追求しています。また、乗客のニーズに応えるため、常に新しいサービスや機能を導入し、革新的な取組みを続けています。その結果、旅客や業界関係者から数多くの賞賛を受けています。さらに、地域社会との連携も重視しており、環境保護や地域貢献活動など、CSR(企業の社会的責任)活動にも積極的に取り組んでいます。


今回の「宙人」では、Boeing 747、767、787のモデルプレーンを展示しています。二階建て構造で「ジャンボ」と親しまれたBoeing 747は、1979年に今回展示する747SR-100型が導入され、その後-200B型や-400型などもANAで活躍しました。SRは「Short Range(短距離)」の略で、離着陸回数が多い日本市場向けに特別に開発されたモデルです。

また、旅客機として運航していたB767型機を貨物機へ改修する例もあり、今回の五月祭では、その際に取り外された実物の窓枠もパネル展示しています。旅客機の「引退後の姿」に直接触れられる貴重な機会となりますので、ぜひご覧ください。

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さらに、B787は、機体の主要構造に炭素繊維複合材を採用した次世代ワイドボディ機です。従来機に比べ燃費を約20%向上させ、中規模旅客数での長距離路線にも高い効率で対応できます。客室には、高湿度・低客室高度環境、LED照明、大型電子シェード窓などが採用され、快適性も大幅に向上しました。ANAはこのB787を世界で初めて商業運航した航空会社として、国内外の中長距離ネットワークの拡充に貢献し続けています。

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さらに2025年2月、ANAホールディングスは将来需要に備え、計77機の大型発注を決定しました。内訳はBoeing 787-9型18機、737-8型12機、Airbus A321neo/XLR型27機、Embraer E190-E2型20機です。今回の展示品とあわせて、ANAの「過去・現在・未来」を、ぜひ会場でご体感ください。