©JAXA
JAXA調布航空宇宙センターは、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)の本社が置かれている、日本の航空宇宙技術の未来を支える研究施設です。JAXAの中で唯一、航空技術の研究を専門に推進する機関でもあります。ここでは、日本有数の大型試験設備である風洞設備やスーパーコンピュータなどを用いて、最先端の研究開発が行われています。これらの設備の一部は、JAXA以外の大学や企業にも開放され、航空技術の発展に広く貢献しています。
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航空分野においては、高効率エンジンによる燃費向上、電動ハイブリッド推進による二酸化炭素排出削減、低ソニックブーム超音速機による速達性の向上、騒音や環境への影響を低減する技術の開発などに取り組んでいます。
また、宇宙分野の研究も進められており、ロケットの打ち上げコストを大幅に削減する再使用型宇宙輸送システムの研究や、スペースデブリ対策、宇宙探査用ローバの開発なども行われています。